MATERIALS TALK

葉山町 桜花園

一期一会 古材との出会い

エンケルヒュースでは、壁や天井、床に天然素材を使い、建具にはそれらとよく馴染む古材や古建具を活用することをご提案しています。昔の建具はほんとに手が込んでいて、今同じものを作ったとしたならば、非現実的なコストがかかってしまいます。白い壁の空間に、ナチュラルに溶け込む古材はまるで本当にそこでエイジングを重ねたようです。

住まいの名脇役、ひいては主役にもなり得るその古材を、そのストーリーと共に届けてくれるのが葉山の桜花園。湘南エリアでの買い付けがほとんどで、古材そのものと一緒にそこにあるストーリーも一緒に持ち帰ります。

その名の通り、桜に囲まれた美しい場所で10年以上に渡り買い付けのお仕事に携わっている桜花園の北川さん(以下、北川)とエンケルヒュース代表の南(以下、南)がお話させて頂きました。

久しぶりにこの空間にお邪魔しましたが、やっぱり好きです。
ありがとうございます。南さんがお客様と一緒にいらして、宝探しをするようにここでの時間を楽しんでくださるのを見ていると本当にうれしいです。
古材や古建具選びは、お客様にとっても新居のコンセプトに影響する大切、且つ楽しみなイベントですし。僕らも10年寝かせていたような建具が、出会うべくして出会った人のものとへ巣立っていく瞬間に立ち会える。この仕事の醍醐味ですね。
古材それぞれの魅力はもちろん、桜花園さんの商品は適度にメンテナンスが施されていてリーズナブル。例えば普通にドアを購入するのと同じか、逆に安いなんていう場合もあります。
手に届かないものではなく、自然に生活の中に取り入れられるのがいいですよね。僕達としては、エンケルヒュースさんがどんなふうにうちの商品を使ってくれるのかを想像するのも楽しいですね。いつも固定観念に縛られず、うまく活かしてくださってます。それこそ僕らでは想像もできない使い方もある。古材に別の価値を付け、ある意味昇格させてもらってますね。

今の50〜60代の方にしたら、「実家っぽい、古くさい」といった感じに映る古材ですが、40〜30代になると、憧れだったり、いいなと思ってくれる方が多い。更に20代になるとそれこそ「新鮮」と捉えてくれる。
やっぱり若い人たちの目には新鮮に映るんですね。なんでも組み合わせ次第だと思うし、新しい家の中に古いものも同居する、でも違和感なく逆にモダンな雰囲気がだせたり。
古材との出会いは本当に一期一会、僕らにとってもお客様との出会いは一期一会だし、お客様と古材の出会いも同じく。その場での出会いを楽しんでもらいたいと思います。

家づくりのプロセスの楽しみの一つでもある古材選び。単純に好きなものを選ぶだけでなく、それぞれのアイテムの背景にあるストーリや、そのアイテムと桜花園の出会いなども伺っているとますます魅力的に思えてくるから不思議です。また、桜花園さん自身もお客さんとの出会いを楽しみ、その後の古材の行く末も楽しみにしてくださっています。もちろん、最終的な取り入れ方も見ていただいています。これまでも、そしてこれからもエンケルヒュースの家づくりには欠かせないパートナー企業の一つです。

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