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日本の杉について思うこと

製材を待つ、杉たち。

樹齢100年以上の杉の1枚板。

 

切り株がテーブルの天板に!

先日、自然食品のお仕事をしていらっしゃるお施主様(T様)の計らいで、

和歌山県にある、龍神村というところへ龍神村産の杉、つまり龍神杉を見学に

行ってきました。

写真の通り、すばらしい杉なのは当たり前ですよね。

従前より当社は、日本産であること、材質の良さ、低価格であることを理由に、杉材を積極的に取り入れて、お施主様にも事あるごとにお勧めしておりました。

しかしながら、今回改めて、というより本当に杉を使っていかなければいけないという思いにかられました。

もとより龍神村は、梅の栽培で有名だそうで、写真にある杉の天板も、梅の栽培を中心とした、自然食にこだわる社長さんのご商売の一端でした。

自分たちの健康(幸せ)=自然食→自然→山・森林を守ること→杉林の管理と有効利用という仕組みです。

また、戦後に続いた住宅の木材需要のおかげで、次々と山の原木林(広葉樹林)が伐採され、変わりに植えられたのが、建築資材として優れた杉でした。その杉が戦後70年が過ぎ、今とても立派になって、放置されています。針葉樹である杉はもともと根をあまり張らない樹種です。毎年台風や豪雨のたびに、土砂災害が起こるのは実はこれが大きな原因とも言われています。龍神村でも、昨年の台風20号の影響で山肌があらわになっている箇所が多く見られました。お伺いさせていただいた、自然食品会社の社長さんはこの問題に、正面から立ち向かっておられ、自ら森林の管理にのりだしていらっしゃるのでした。

長くなってしまいましたが、当社としても微力ながら、杉をどうすれば最大限活用できるのか考え、努力していきたいと思います。

T様貴重な機会を設けてくださり誠にありがとうございました。

また、未来のお施主様!杉使いましょう!